Thursday, June 14, 2007

常連と一見 エステサロンの噂話

お茶を飲みながら、隣の女性二人から、聞くともなく聞いてしまった話。

「XXXXってさ、最近、雑誌だかに、でちゃったらしくてえ、な~んか変な客増えたのよね」
「そうそう、それがもう、偉そうでさあ、何様だと思ってるのよ」
「あたしなんか、怒られちゃったわよ。うるさいです、とか。なんで、初めてきた子供に、そんなこと言われなきゃいけないのよ。店員に言ってやったわよ、怒られちゃったんですけどおって。そしたら次行った時、オーナが出てきて、すいませ~ん、って。」
「まあ、そのうちまた静かになるといいんだけど」
「静かにならなかったら、回数券がなくなった、もう行かないわよ」

さて・・。
来客が増えれば、とりあえずに売り上げが増えて、店はうれしいわな。
でも、それだけじゃ、割り切れないこともある。

老舗の食料品を扱う店が、全国展開をして、売り上げは伸びたけど、味が落ちて、常連が離れる。
味が落ちないまでも、希少性が薄れ、誇りを失う。
職人は辞めていき、生産ラインの工員は残る。
モノの維持はなんとかできても、次の発展のコアは、もうない。

de マーケティング。
ブランドだと、製品そのものの工業的価値より高い値段をつける。
単体の利益より、その値段でもいいという人レイヤーの人しか客になって欲しくない。
夢?虚栄心?満足感?そういったものを売るわけだし。

銀座の飲み屋も高いよなあ(笑

業態、業種、そしてターゲットによって、価格設定、PRの範囲、適正な業務規模ってあるんだろうな。
商売をする以上、拡大、成長することを否定するわけじゃない。
だが不自然なことは、自分たちの強みを捨て、成長の原動力を損なうことを、忘れずにいたい。

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