UNIXの原点の思想について。覚書2
・ASCIIをもって尊しとする
データの保存は、原則アスキーファイルする。そのJOBに特化したバイナリデータは避ける。組み合わせることを前提とし、効率より移植性を大事にしていけば、出てくる結論は、ASCIIだ。 ここにはデータに対する哲学が含まれる。動かせない、再利用できないデータは死んでいる。特定の何か(人、アプリ)でしか扱えないデータであるとすれば、それはデータを人質にとられている。処理速度の問題?まあね、でも、それ、来年にはもっと早いマシンになってるんだぜ。
・使えるものは使う。作ったものは使い倒す。
小さく、組み合わせのしやすさに重きをおいた。勿論、それは自分のコードだけではなく人のコードも、組み合わせて使う。自分のコードも使わせる。UNIXのソースコードは無料で配布されていた。秘密にしておく価値があるのか?
・データをしゃぶる、使いまわす。紙に出さない
紙に出たデータはそこが終着だ。再利用には極めてコストがかかる。検索もできない、暗号化もできない。そのデータは死んでいる。紙に書くな、書くエネルギがあるならASCII入力してしまえ。
・10%の努力で90%の問題を解決する
人の生き死にや、銀行口座のシステムで無い限り、90%の問題に対応すれば十分なことが多い。残りの10%を満たすためには、それまでの10倍のリソース、コストを投入しなければならない。
Monday, July 02, 2007
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