Friday, July 27, 2007

個人情報保護:郵便局で思ったこと

今年の初めに引越しをした。
距離にして数百メートルだが、イロイロ手続きをした中で、
郵便局にも転送願いを出した。
引越しの1週間ほど前、氏名、転送元と転送先を申込み用紙に書き、
窓口で提出した。

引越ししてみると、どうも転送されていない。
旧マンションのほうは、新しい入居者もきていないので、
管理人さんに相談してポストをあけさせてもらうと、
転送がされていないことが判明した。

これはマズイと転送願いを出した郵便局へ。
「いったいどうなっているの?書類受け取ったでしょ?」

申込み用紙はない。それは個人情報保護のため、
本局へ持っていってしまっている。と窓口で言われる。
ここには、控えもないのだ。

たしかに、個人情報は、存在するから守らねばならない。
存在しなければ、守る規則も組織も体制も省略できる。
窓口の局に置かず、本局に集中させるのが安心だ。効率がいい。
この郵便局のPMSを決めた人は、いい方法と思ったことだろう・・。

顧客情報を営業マンが持ち歩けば、紛失のリスクがある。
守る立場からは、持たないことが望ましい。
でも、過去の自分の購入履歴や種々の情報を営業は知った上で、
自分に必要な、あるいは向いているサービスや商品を勧めて欲しい。
そうでなければ、ネットでたいていのものは手に入るわけで
営業という人間が介在する意味がなくなる。

勿論、企業の使命として、情報漏洩をさせないことは大事なことだが、
保護の名目で、顧客満足度を犠牲にする愚は避けたい。
先の郵便局の例でいえば、コピーとってファイリングして、
鍵のかかるロッカーなり金庫に保管しておく規則にしておけば
済むことだ。

個人情報を守ることは、企業として大事なことだが、
その企業・組織がが存在することの目的やサービスを
忘れちゃあ、どうしょもない。

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