今年の初めに引越しをした。
距離にして数百メートルだが、イロイロ手続きをした中で、
郵便局にも転送願いを出した。
引越しの1週間ほど前、氏名、転送元と転送先を申込み用紙に書き、
窓口で提出した。
引越ししてみると、どうも転送されていない。
旧マンションのほうは、新しい入居者もきていないので、
管理人さんに相談してポストをあけさせてもらうと、
転送がされていないことが判明した。
これはマズイと転送願いを出した郵便局へ。
「いったいどうなっているの?書類受け取ったでしょ?」
申込み用紙はない。それは個人情報保護のため、
本局へ持っていってしまっている。と窓口で言われる。
ここには、控えもないのだ。
たしかに、個人情報は、存在するから守らねばならない。
存在しなければ、守る規則も組織も体制も省略できる。
窓口の局に置かず、本局に集中させるのが安心だ。効率がいい。
この郵便局のPMSを決めた人は、いい方法と思ったことだろう・・。
顧客情報を営業マンが持ち歩けば、紛失のリスクがある。
守る立場からは、持たないことが望ましい。
でも、過去の自分の購入履歴や種々の情報を営業は知った上で、
自分に必要な、あるいは向いているサービスや商品を勧めて欲しい。
そうでなければ、ネットでたいていのものは手に入るわけで
営業という人間が介在する意味がなくなる。
勿論、企業の使命として、情報漏洩をさせないことは大事なことだが、
保護の名目で、顧客満足度を犠牲にする愚は避けたい。
先の郵便局の例でいえば、コピーとってファイリングして、
鍵のかかるロッカーなり金庫に保管しておく規則にしておけば
済むことだ。
個人情報を守ることは、企業として大事なことだが、
その企業・組織がが存在することの目的やサービスを
忘れちゃあ、どうしょもない。
Subscribe to:
Post Comments (Atom)
No comments:
Post a Comment