Tuesday, May 22, 2007

言語の歴史 4 オブジェクト指向

構造化言語も頑張った。が、やはり時代が許さない。

今まで、コンピューターは、本質的に「計算機」として使われてきた。XXシステムとかXXアプリ。外装の機能は変わっても、やってることは計算機。

が今は、ネットの携帯、メール等、独立した個々の間ののメッセージツール、コミュニケーションツールになってきた。計算、演算の処理であれば、構造化言語でも十分対応できた。しかし、巨大なネット空間、トポロジー、メッセージ伝送を、モデルとしてとらえようとすると、手続き型や構造化の考え方では、表現が非常に困難。できないといってもいい。
web2.0のシステム概念など、オブジェクト指向そのものだ。

世の中でおきていること、シカケ、ビジネスの仕組み。問題領域、システム化対象領域の多くは、オブジェクト指向で表現するほうが、無理が無い。できないと言ってもいいかもしれない。
オブジェクト指向は、エンジニア、プログラマのニーズや好みで生まれたものじゃない。

C++より後発の、Java PHP5 Ruby などは、ネットを意識して、マシンをまたいでのメッセージ連携、プロセス間通信が、最初からできる。ネットに関係するコンストラクションの際に、今はそれらを選択することが妥当だろう。勿論、次に何が来るかはわからない。

今、PGとしてするべきは、オブジェクト指向を理解したうえで、それらの処理系を使いたい。
JAVAのクラスメソッドをたくさん覚えても、オブジュクト指向を理解したことにはならないんで。

C++ JAVA PHP5 Ruby,Squeak
本稿では、いつもの言語の説明はしない。馴染みは十分あるだろうし。

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