Tuesday, May 29, 2007

10年生き延びた本(古典的技術書2)

古典的技術書の続き。

IT、ソフトウエア関連の本は、巷にあふれている。中には、その製品のマニュアルの引き写しそのままだったりする。

そうでないまでも、特定の言語、特定の処理系、特定の技術エンティティに特化した内容のものが多いよなあ。もちろん、そういう詳細を説いた書物って、実用性という意味では優れていて、「高いなあ」と思いつつ、けっこう購入してきたし、たぶん、これからも、昔ほどではないにしろ、必要に迫られて少しは買うんだろうなあと思う。
でも、そういう本って、寿命が短いよね。それらが良書か悪書かという議論じゃなくて、流行の旬の技術要素って、どんどん変わっていくし、そういう本は、その流れにあわせて、どうしても消えていく。十分に実用性があってもね。

そんな中で、10年以上という歳月、生き延びてきた技術書は、時代を越えて通用する概念や考え方があると思う。
製品やプロダクト、処理系、フレームワークは、これからもどんどん変わるだろう。この業界で仕事していく決心をしているなら、それらの本ににある時間を越えて通用する概念・知識こそ、身につけていきたいし、部下、後輩、仲間に、身につけてほしいと願う。

だけど、これがけっこう大変なんだ。俺は最近は、技術書に限れば毎月1冊だわな。他の分野の本も読まなきゃいけない立場だし。
だけど、月1冊でも、継続していくと、けっこうな力になると思ってます。
10年で120冊。流れやハヤリで消えていく知識の積み重ねではなく、時代を越えて残るITの概念・哲学・思想の蓄積。差が出ると思うよ。


部下・後輩に読ませたい本のアマゾンのリストマニアはこれ

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